ここ最近ではもっとも楽しみにしていた映画!
余裕のある時に空いてる環境でじっくり観よう~と思いタイミングをはかってたら、どんどん機会を逃してこんなに遅くなってしまった。
1<2の順で順調にスケールアップして、やっぱり一作目の面白さにはかなわないと感じつつも、二作目も凄く楽しめました。
それが三作目でついにエジプトから離れてしまったのがとても残念です。
しかもヒロインのレイチェル・ワイズが降板してしまったし。
黒装束の謎の民、アーデスも当然出ないし、これはもう単なるおバカアドベンチャー大作として楽しむしかありません。
アクションシーンと映像技術は文句なくよくできていました。
他の映画と比べるのはちょっとアレだけど、インディジョーンズとは比べ物にならない素晴らしい出来映えです。
ミイラというよりむしろゾンビっぽい人たちの大乱闘とか興奮しましたー!
それにまさかのキングギドラ!
ハリウッド製のリッチな怪獣映画の要素もあってかなり燃えました。キングギドラのシーンあんまりなかったのが残念です。
中国が舞台ということでやはりワイヤーアクションがそれっぽく取り入れられていて、たまに”私はいったい何の映画を観てるのかしら”状態に陥りました。
ジェット・リーはネームバリューはあるけど、今回の役柄はあんまり合ってなかったなぁ。このシリーズ特有の魅力ある悪役って感じもなかったし、対決シーンもCG多用シリーズなので彼らしさも皆無。
序盤の過去の映像シーンくらいでしょうか、ジェット・リーらしい動きがちらっと拝めるのは。
ミシェル・ヨーはけっこう良かったです。幸薄そうな雰囲気と切れのある動き。
ジェット・リーとのアクションシーンはなかなかの見ごたえ。私としては今回の女優さんたちの中で一番よかったです。というか他は・・・ナイ。
若い中国娘は顔は可愛かったけど演技ひどすぎ、発声もなんかおかしい。
新ヒロインのマリア・ベロは他の映画では理知的な美人だったけど、この映画ではあまりにも合ってなさすぎ。鑑賞中、悲しくて仕方なかったです。
本来のエブリンはもっと愛嬌あるドジッ子、今回のエブリンは隙がなく、したたかっぽいというか。見た目も老けすぎてていやだったけど、キャラ作りが一番違和感ありました。
このシリーズが大好きで楽しみにしてるファンが世界中にいるというのに、あっさり出演を蹴ったレイチェル・ワイズに戻ってきて欲しいとは思いたくない。
でもレイチェルが良かったよ~(;ω;)
この映画、何がいいかって大迫力のアドベンチャーに欠かせないロマンス。
大冒険の後の、財宝、ヒーローとヒロインの超ハッピーエンド、ここに大満足を覚えるわけです。
が、ヒロインがあんなに変わり果ててしまってはお話はハッピーエンドと言えどもフーンあっそう、しかなくってガッカリ。
ヒーローたるもの、誰もが納得できる美女をゲットしてこそ。シリーズお約束の素敵なエンドロールでなんとか救われましたが、繰り返し観たいと思えない~。
ちなみにオコーネル夫妻の息子。あれもナイです。
確かに全体の雰囲気は父に似てるけど、ただ単に似てるだけじゃ意味ないし。
あのガッシリ体型とちょっとイケてない野暮ったい雰囲気はブレンダン・フレイザーだから良かっただけで、他の俳優だと悲惨すぎる。せめて母似の美形にでもして欲しかったぁ。
父と息子の男同士の会話みたいなのとかは結構良かっただけに残念。
ヒロインの兄ジョナサンは文句なしです。
あのキャラはひたすらおいしい。あくまでも脇役なので出過ぎず、しつこく感じる寸前の絶妙な濃さです。次回作でもぜひ活躍して欲しい。
2作目までお約束だったドミノ倒しがなくて残念だったけど、それ以外はわりとネタとして踏襲してる部分もあり、楽しめました。
バーの店名とか踊り子とかふざけすぎてて、こういうのすごく好きです。
鑑賞中ずーっと1が観たくてたまりませんでした。
1・2とスピンオフのスコーピオン・キングはDVD持ってるけど、今回は・・・いらないな(^^;
TOHOシネマズ流山おおたかの森にて
ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝
THE MUMMY: TOMB OF THE DRAGON EMPEROR
2008年 アメリカ
監督:ロブ・コーエン
出演:ブレンダン・フレイザー、ジェット・リー、マリア・ベロ、ジョン・ハナ、ミシェル・ヨー、ルーク・フォード