何回かチャレンジしてやっとレンタルすることができました!
私の行ってるレンタル屋さんではこのDVDは1本しか置いてなくて、続編公開中なのでずーっとレンタル中でもう諦めてたので感激!
さすがにこの手のジャンルは続編公開中といえどもそうそう回転はしないのかな。
タイトル通り、チェーンソーを装備した殺人鬼もので、今更感でいっぱいですが、もとをただせばオリジナルの「悪魔のいけにえ」(1974年)が今更感いっぱいの元祖のような存在。
多分オリジナルも観たと思うけど、当時の似たり寄ったり映画が全てごっちゃになっててよくわからん(笑)
更に80年代にはスプラッタ系が大流行していたせいもあって、腐るほど観まくってるのでほんま記憶が定かではない・・・。
そんな時代もあっという間に過ぎ去り、いつの間にか一般人にはほぼ見向きもされないマイナージャンルの一つに成り下がってしまった感があります。寂しい。
そんな廃れてしまった今の時代にしてはなかなか頑張ってるなーって思いました。
CGに頼らない、昔ながらの特殊メイクによる演出。
残虐シーンに関してはかなり肩透かしをくらった気分ですが。R-15指定がついてるけど、これは多分映像的なものではなく精神面での影響を考慮してってことなんでしょう。
チェーンソーで切りまくる物凄いシーンのオンパレードかと思ってたのに、ほとんどが直前で場面転換してしまって見せてくれず。ていうか一回もなかったんじゃないかい?
スプラッタ系に弱い人でもそんなにきつくないんじゃないー?と思います。
そういえば私が子供だった頃の日本では年齢制限がある映画ってアダルトくらいだったと思うんですが。好きなだけスプラッタでもホラーでも観まくってたもんね~。自分では意識はないけどもしかして悪影響を及ぼしたのかなぁ?(^^;
笑いどころもポツポツとあって、まぁまぁの及第点。
チェーンソーをうならせながらヒロインを追いかけまわす映像って、それだけでもうメインディッシュっていう感じがしなくもないですが、殺人鬼のまぬけっぷりが気になりすぎてほとんどハラハラドキドキできませんでした。
始終ウインウインいわせてるもんやから、肝心な時にエンジン切れたりしてほんま笑える(笑)
転んで自分でうっかり斬りつけてしまって「あうち!」みたいなシーンとか、かなり狙ってるね。
ひっそりと足踏みミシンで作品作りにいそしむ姿なんかも見るにつけ、一作目からしてすでにシリーズ化&スプラッタコメディ化で人気キャラに仕立て上げようとしてる意図が感じられる。
出演者たちの中に何気にフルメタルジャケットのハートマン軍曹が!
このおじさんが車の中で若者を尋問するシーンに超ウケ(笑)思いっきりセルフパロディって感じ。
もうこのおじさんが殺人鬼でいいよ!ってくらい際立っていました。
ジェシカ・ビールが凄まじいほど豊満なボデーを惜しげもなく披露してくれてます。あの綺麗なヒップのラインにチェーンソーがウイーンってくるの~?ってわくわくしながら観た人はけっこういるはず(笑)
今回5人の若者が登場しましたが、どの人もなかなかのイケメン&美人でした。こういうのってちょっとリアル路線から外れてしまって、映画(作り物)を観てる意識が強いまんまなので微妙かも。もっと小憎たらしいアメリカの若者顔の方が現実味があるし爽快レベルも上がるんですけどね。
なんとなく物足りない感じがしたけど、続編っていうかエピソード1?前作?は近いうちにぜひ劇場で観てこようと思います(・∀・)
テキサス・チェーンソー
THE TEXAS CHAINSAW MASSACRE
2003年
監督:マーカス・ニスペル
出演:ジェシカ・ビール、アンドリュー・ブリニアースキー、R・リー・アーメイ