世間はFF12で盛り上がってると思うけど、私はその発売日の前日に今更感漂うファイナルファンタジーXを購入。
年末からやりこんだキングダムハーツ2が終わって久しぶりにFFシリーズでもやろうかなーと思ってお店に行ったらたまたまこれと10の続編しか置いてなかったから。
FFシリーズはプレステに移ってからは初プレイ。それまでは全部やってたけど、PS1でFF7のサンプル版をやってみてどうも好みじゃなかったのでやらずじまい。妙にグラフィックに力を入れすぎててムービーを多用してるゲームって好きじゃない。
ゲームなんて面白ければグラフィックはファミコン並で全くかまわない、というのが私の価値観。
今回のFF10も基本的にムービー重視路線で、その辺は結局エンディングシーンを見た最後の時点でも好きにはなれなかった。なんちゅうか、ひとたびイベントムービーが始まってしまうと一体いつまで続くんじゃあ!っていうくらい長々と映像を見せられるだけで、コントローラーを持って待つのがまったくもって無意味な状態に。私、今ゲームしてるんですけど・・・って何回思ったことか。そもそもムービー自体、映像は確かに凄いけど内容がナントモ・・・。はっきり言って寒いっす、演出。よく真面目にこんな寒いの作れるなぁとしみじみ思うわ。
それにイベントムービー中に思うことといえば、映像の端っこの方に映ってる宝箱を早く開けたいだとか、さっきのボス戦でゲットしたレアアイテム早く装着してみたいだとか、そんな煩悩でいっぱいで目の前のムービーなんて半分見ちゃいない(笑)
でも長過ぎるムービーをのぞくとなかなか面白かった。最初のうちは戦闘システムが単調ですぐ飽きそうと思ってたけど、意外にもハマり。経験値システムがなくなり変わりに曼荼羅模様のスフィア盤でコマを進めてパラメータを少しずつ上げていくっていうもの。これが飽きなかったポイントかも。言うなれば1~5回程度の戦闘で細かくレベルアップできるようなものなので、がんばり甲斐があるというのか、操作がたまに面倒やな~と思ったりもしたけど気にならない程度でした。
あといい音楽が揃ってるとも感じた。デモ画面で流れる曲がよくできていると思う。それをアレンジしたと思われる曲がいくつかあってどれも気に入りました。ジョゼ街道で流れる音楽(アレンジ)は私のゲーム人生の中でもトップクラスに位置するほどの名曲。ちなみに一番のお気に入り曲は「真・女神転生I」(スーファミ)のフィールドでの三拍子の曲。ジョゼ街道曲も三拍子。私、三拍子曲に何か惹かれるものがあるらしい?
キングダムハーツ2で出てたおじさん(アーロン)がFFXではパーティのメインキャラだとは知らなかったので、オープニングムービーで出てきた瞬間知ってる人だったので嬉しかったー。しかも非常に使えるしかっこいい。超特別扱いを受け、ひたすら一人だけレベルアップしまくりで他のキャラとは圧倒的に強さに差が付いてしまいました。レベルに換算するとその他キャラがレベル10程度でもアーロンだけ40くらいとか。アーロンが使えないイベント戦闘の辛かったこと。このような開きが出てしまうのも経験値システムではないからと言えるでしょうね。おそらく世間ではこのシステムを逆手に取った超やりこみ攻略が行われてるに違いない。
ところでキングダムハーツをやってたおかげ、と言うかせいで、アーロンの秘密がかなり早い時点でバレバレでした。KHでネタバレされてしまってたらしい、私。
とりあえずエンディングは見てしまったけどまだ制覇してない地域やアイテム作りなどのやりこみ要素があるので、これからもヒマがあればいそいそとテレビに向かうのじゃ。