ゴロゴロしあたー
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告白@湊かなえ
友人からハードカバーを貸してもらって読みました。
人からあまり物を借りたりするのが好きではないので、早く返そうと思い2日ほどで読み終わりました。
中味すかすか&何の技巧も凝らされていない素直な文章なので、あっちゅう間。

思えば、日本人の現代作家小説ってめちゃくちゃ久しぶりに読んだな~。
この湊という人、どうやら新人でデビュー作らしい。松たか子で映画化も決定しているそうな。
うーん、私も一発当てたい!

結構関心のある少年犯罪がテーマなのもあっておもしろく読めました。
ただし、登場人物がみんな例外なく腹黒いのに嫌気がさします。
この作家、性悪説志向なんでしょうか。
途中で出てくる熱血教師を完全に笑いものにした設定も、本そのものに対する嫌悪感につながりますね。
時折、登場人物に偏った思想を語らせる部分もうざく感じます。

実際にあった少年犯罪のエピソードをいくつか織り交ぜて現実感を持たせていますが、いかんせん肝心の登場人物たちに現実味がない。
多角的に一つの事件を描いている構成は面白いし、彼らの腹黒さを楽しむことができれば、それなりにいい時間が過ごせると思います。
とりあえず話題作読んどくかー的なお手軽さもあります。所詮は娯楽作品。
借りてタダ読みした私としては満足できました。お金払ってまでは読みたくないかな。

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by bi_ka | 2009-12-14 22:02 | 本 
はてしない物語
ファンタジー映画の傑作「ネバーエンディングストーリー」の原作、ミヒャエル・エンデの「はてしない物語」ついに読みました。
映画のあともずっと続きがあると聞いて読んでみたかったんだけど、子供向けっぽくてちょっと敬遠してました。
もっと早く読めばよかった!恐ろしく良作です。
また最初から読み直したくなりました。

私が読んだのは文庫版の上下巻。
上巻と映画がほぼ同じで、下巻からいよいよ人間界の少年バスチアンの旅が始まります。
上巻も映画では端折られてるエピソードがいくつかありましたが、ほぼ忠実に再現されていて感心させられます。

そして下巻からの面白さは上巻以上。
上では本の中のアトレーユになりきるバスチアン、下ではさらにファンタージエンで大冒険を繰り広げるバスチアンと同調する自分、といった多重構成が素晴らしいです。
児童文学にも関わらず大人でも童心にかえって楽しめる面白いストーリー、そして作者がうったえかけてくるメッセージの深さ。

久しぶりに面白い本を読んだ充実感でいっぱいです(^^)
若い頃に比べてフィクション系の本にさほど価値を見出せなくなっていましたが、こういう素晴らしい本を読んでなかった時点で自分はまだまだやなぁ・・・。

映画のラストが微妙だという原作ファンの言いたいこと、すごく納得できました。
映画もあれはあれでいいけど、テーマがまるで変わってるという点でこの映画が好きな人には原作を読むことを強くおすすめします!
字がでっかくて振り仮名が振ってあったりするので、電車の中でちょっと恥ずかしいですけど(笑)
↑でも訳者のセンスの賜物か、古風な言い回しも多いので、ある意味美しい日本語の勉強にもいいと思います。

そして今またスティーヴン・キングの本を読み始めましたが・・・・・・正直つらい(^^;
ピーター・ストラウブとの久々の共著本ですが、序盤のとっつきにくさに悪戦苦闘中。
ぜんぜん頭に入ってこない~。
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by bi_ka | 2007-12-18 21:27 | 本 
アトランティスのこころ読了
書き忘れてたけど、月末にキングのアトランティスのこころ上・下を読み終わった。
読んでも読んでも普通の展開なので、ちょっとつらい読書作業だったなぁ。
もっと超常現象ものやと思ってたのに、普通の青春系っていうか、少年の日の懐かしい思い出を描いたオムニバスだった。

とは言え、誰もが感じる懐かしさとかを感心するほど上手く描いてるのはさすが。
上巻で一つの話、下巻で3~4つの短編・中編からなっていて、群像劇風にどこかしらでそれぞれの登場人物がからまりあってるというもの。
上巻はダークタワーシリーズにも深く関係してる人物がいるのと、10代前半の少年期を丁寧に描いてるのもあって読み応えがあった。

けど、下巻一発目の中編のきつかったこときつかったこと。
大学時代のあれこれをベトナム戦争とからめて描いてるんやけど、主人公の青年がいつまでもカードゲームから抜け出せないところがもうマジでぶち切れそうになってイライラしっぱなし。
キングとしてはわざとこういう仕掛けにしてるんやと思うけど、やりすぎやと思うな、私は。
あと、ベトナム戦争は私にとってはかなり他人事、ということもあって、あまり共感は得られなかった。

最終的にすべてがおさまるべきところにおさまって気持ちの良い終わり方だったけど、これはもう二度と読みたいとは思わんなぁ・・・。
とりあえず映画は未見やから近いうちに借りて観るつもり。

そして今は「回想のビュイック8」を読んでるところ。
これは上下巻とはいえ薄っぺらいからすぐ読み終わりそう。
と思ってたけど、寝る前に軽く読むつもりで開いたらその瞬間にはもう寝てる有様(=_=)
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by bi_ka | 2007-04-07 20:54 | 本 
幸運の25セント硬貨、読了
キングの短編集読み終わった。
二分冊されてしまった前半に入ってた作品も面白かったけど、この後半部分も粒ぞろいで超楽しめた。

一番気に入ったのは「1408号室」
かなり恐いっていうかゾクゾクさせてもらった。
幽霊屋敷潜入シリーズを書く作家主人公のイメージは、ジャック・ブラックを思い描いた(笑)
「道路ウイルスは北へ向かう」もけっこう恐い感じ。
この2作品はオーソドックスなホラー仕立てで、最近のキング作品としてはかえって新鮮だった。

一番最初に収録されてた「何もかもが究極的」
これはぜひとも長編に膨らませて欲しいと思いながら夢中で読んだ。
訳者のあとがきによるとダークタワーシリーズにゆかりのある人物だとか。

なんとか2月中に読み終わった。
次はまた長編。
明日の通勤電車で「アトランティスのこころ」を読み始める予定。
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by bi_ka | 2007-02-28 23:13 | 本 
どりきゃち
スティーブン・キングのドリームキャッチャー読了。
文庫で4分冊。一ヵ月半かかってしまった。今年中にキングの未読本ぜんぶやっつけようと思ってるのに、ちょっとずつちょっとずつ計算上の遅れが・・・。

この本を読む上で一番興味深かったのは、自動車事故で死にかけたキングの精神状態が織り込まれてるということと、手書きで仕上げたということか。
約半年かかって書き上げられたみたいやけど、あれだけの分量を手書きで仕上げるって、今時ほとんどないんとちゃうかと思う。それも世界中で売れまくってる大ベストセラー作家ともなれば。

死と直面してしまった人の価値観が顕著に現れてるなと思ったのは、主人公たち4人組みの鹿狩りのくだり。
大学の助教授であるジョーンジーは4人の中でも明らかにキング寄りのキャラクター。職業もそうやけど(キングは売れない作家時代、高校教師だった)本を読むこととB級ホラー映画が大好きなことも重なる。
過去に自伝の中で語られてた数多くのB級ホラー映画作品についての具体的な言及がいたるところに見られるし、ジョーンジーの事故後の苦しみの描写もキング自身を投影してるのはまず間違いなさそう。

映画はまだ観てないけど、どうやら映画の主人公はカーツ大佐?とジョーンジーの親友ヘンリーなのかなぁ?でも原作では明らかにジョーンジーが主役やと思う。ヘンリーも見方によっちゃ主役と言えるかもしれないけど、カーツはない、絶対に(笑)
キングお得意の内面的な描写が特に多い作品なので、映画ではきっと表現が難しいんやろう。
読み終わって、これを映画にするとしたらおそらく1時間半で片付けられるようなよくあるB級SFの範囲は出ないやろうなぁと思ってたら・・・映画は堂々2時間超えかよっ(笑)
あえて意図的に昔ながらの、50年代とかのB級SFを意識した小説やのに、映画を観る前からいやな予感がするなぁ(^^;

作品解説でも過去のキング作品に似通ったところがあるってふれてたし、確かにプロットも似てりゃ実際にクロスオーバーするエピソードも出てくる。
でもドリームキャッチャーは作家の無意識レベルの思想部分で過去作品とは大きく異なってると思う。
エピローグを読んで納得できるっていうか、キングはきっと人間として上の段階に進んでしまったんやと思った。それが良いのか悪いのかは別として。
私としてはつまらなくはなかったけど、正直ガッカリした。ラスト直前までは面白くてたまらんかったけど、あの終わり方はなんか残念。相変わらず爽やかな感動はあったんやけど。

特に序盤から三分の一ほどまでの展開は、手書きのおかげなのか、イキイキしてる。
相変わらず汚い描写が満載で、それを嬉々として描いてるところがありありと伝わってきたし、先へ先へとどんどん読み進めた。
けど終盤に差し掛かるあたり、話の全貌が見えてオチもなんとなく想像できるようになる頃には、かなりしぼんでしまったなぁ。と言ってもそこは天才キング。面白かったのは間違いないけど。

登場人物の一人、兵士オーウェン・アンダーヒルが一番のお気に入りだったから、死亡フラグとか立ちそうなところはいっそう楽しめた(笑)
最終的にキングは納得できる扱いを彼にしてくれたので、まぁ満足できたかな。映画でのアンダーヒルの活躍が楽しみ。

次はふたたび短編集に着手。
同時にハードカバーの「小説作法」も自宅で並行して読み進める予定。
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by bi_ka | 2007-02-17 20:41 | 本 
時計じかけのオレンジ(文庫版)
映画のコレがめっぽう好きなので、ついに原作の文庫も読んでみた。
もちろん翻訳もの。

まず驚いたのが、非常に違和感のある文体。
文法がまるでなってなく、時にはちょっと古臭い表現もところどころ。
訳者あとがきを読んで納得。というか尊敬すらしてしまった。
どうやらそもそもオリジナルからしてめちゃくちゃな文体で書かれてるんだそう。
言葉遊びの大好きな作者の計算されたその奇妙な文体を、翻訳で表現するなんてきっと、ちょっとやそっとじゃできなかったでしょう。

映画版でも使われて強烈なインパクトを持つ「ナッドサット語」と言われる独特の若者言葉も、もちろん上手くルビをふって対処している。
まるでなってない、ちょっと国語の勉強が足りないと思わせる文体ではあるが、読みにくいということはほぼなかった。
このへんにも訳者の努力が垣間見られる。

ストーリーは映画で腐るほど観て熟知しているので、原作との違いを楽しみに読んでみた。
ここでもまたびっくり。
キューブリックがここまで原作に忠実だったとは。
都合で削られたエピソードはあって当然だとしても、本当に原作そのまんま。
いや、映画から入った私からすると映画そのまんまの原作。
主要人物が1名後半で扱いが違うが、これは映画・原作それぞれで妥当だなと感じた。

映画も翻訳本も最後の一章が削除されてることはファンの間では有名な話。
私は断然映画派なので、最後の章がない方がいい。
しかしいざ文庫で読んでみると、やっぱり唐突というか明らかに続きがあるような終わり方なので、違和感。
ちなみにこの幻の最後の章はネット上で検索すると読むことができます。
これを読むかどうかでかなりテーマが変わるので、読む前に後悔しないかよーく考えて下さいね。
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by bi_ka | 2004-12-01 00:48 | 本 



映画の感想を書いています。新旧ジャンルを問わず映画大好き。Z級からハリウッド超大作まで(・∀・)
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