本日は一度書いてみたかった、私が映画が好きなワケ。
私はただ意味もなく映画が好きになったのかというと、決してそうではない。
父親の影響によるところが非常に大きい。
物心つく頃から、常に映画とともにあった。
と言っても、映画館に通いつめていたわけじゃなく、TVの洋画劇場あたり。
近所に映画館があったら、きっと一緒に行ってたんじゃないかと思う。
父は今で言うところの超B級アクション映画が大好きだった。
しかも香港系。
今でこそワイヤーアクションなどとオサレな名前で呼ばれ、市民権を得てしまったけど、当時・・・ウーンかれこれ**年前(笑)は、もうちょっと違った位置づけだったように思う。
そういえば父は男くさいものが好きだったようで、任侠ものとかトラック野郎とか、極妻なんかも気に入っていた。
というか、父自身若い頃そんなヤツだったらしい。娘が生まれて人生が変わったのではと思う。
そのわりに小学生だった可愛い一人娘である私に空手を習わせようとしてみたり。
母がギャルの手がゴツくなるからやめてくれ、と懇願してたな。
・・・思い出話から話を戻して。
当時はジャッキー・チェンがのし上がりつつあった時代で、モンキーシリーズが大流行していた。
残念ながら酔拳でブレイクした瞬間は体験してなくて、全てジャッキー売れっ子確定後に観たもの。
とは言っても子供だった私に妙な先入観などあるはずもなく、非常に素直な気持ちで観ることができた。
キャノンボールも再放送含め何回も観たな。
私の歳がバレてしまうけどまぁイイや(笑)
(劇場公開からTVで放映するまで若干タイムラグがあるので、厳密にはバレないはず~再放送何回もしてたし~)
夜は常にNHKか洋画劇場がついていた。
気がつけばジャッキーのうさんくさい演技やら物凄いアクションに真剣にとりつかれ、睡魔と戦いながら観続けた日々。
他にはやたら再放送しまくってた13金シリーズやらシュワちゃん系やらが記憶に残ってる。
大体中盤にさしかかるとちょっとエッチなシーンになったりして、一人気まずい思いをしたもんだ。
今思えば大したことないシーンばっかりだったけど、当時は父に悟られまいと身をかたくして寝たフリをしてみたり(笑)
そうこうするうちに、自分のお小遣いである程度の買物ができる年頃になり、ビデオレンタルに自発的に通うようになった。
ビデオってもんもずいぶん普及しはじめてたし、映画観たさにえらくせがんで買ってもらったビデオデッキ。
レンタル品は時間都合などで1人で観ることが多かったけど、そのおかげか嗜好ジャンルも一気に広がった気がする。
私の成長とともに父は歳をとる。
一緒に洋画劇場を観ていても、父はビールの影響もあり途中で寝てしまうことが増えた。
一緒に映画を体験できない不満と、結末を知ることのできない父がちょっと気の毒にも思えた。
こういった経験のせいなのか、今は劇場で一人で観るのを好む。
もちろん友人と付き合いで劇場に行くこともあって、それはそれで楽しい。
けど余計な感情を排したいのもあるし、娯楽としてお気軽に観る映画、同じ空間を共有するのは父とだけ、という感覚。
ちなみに母親は家事をやってたからなのか、じっくり座って長時間TVを見ることがめったになかった。
そんななかで火曜サスペンス劇場などといったシロモノはえらく好きだったようで、時々珍しくチャンネルを主張してたっけな(笑)
ちなみに父も母も健在。
関西と関東、遠く離れてもう4年ほど会ってないけど( ̄ー ̄ ;