物凄く大好き!というほどのレベルには達してないけど、ついつい何度も観てしまう映画。
ロックといってもプロレスラーのロック様じゃなく、ショーン・コネリーの。
スコーピオンキングも好きっすよ。
アクション映画の大御所的存在の一つでもあるので、映画好きで観たことない人はほぼいないと思われる。
ここ数年、映画マニアから総スカンをくらってる感のあるジェリー・ブラッカイマが製作なんですが、この映画では凄くいい采配をふるってる。
詳しくは知らないが、共同製作のD・シンプソンのセンスが良かったおかげなのかもしれない。
老ショーン・コネリーが好きな私にとってこの映画は、いわば「アイドル映画」とも言える(笑)
若い頃のぶいぶい言わせてたボンドコネリーはあんまり好きじゃない。
枯れてぎらぎらしたもんがすっかり取れたように見えて、惹かれるのですな。
同じく大好きなオードリー・ヘップバーンと共演した
「ロビンとマリアン」あたりからいいダシが出てきたご様子。
ちょい前の
「風とライオン」とか、一部で伝説ともなってる
「未来惑星ザルドス」あたりでは、まだもう一旗(ボンド並に)あげてやろう!ていうギラついた鼻息が残ってる(あくまでも個人的感想)。
なんかタイトルを「我がアイドル、ショーン・コネリー」とした方が良さげ。
ザ・ロックに話を戻して。
冒頭シーンいいです、うむ。エド・ハリスの神経質っぽい顔つきとかハマってるし。
彼の出番最後はもうちょっとひねって欲しかった。でも無念さが出てたからあれでいいのかな。
そういえばシール隊長役マイケル・ビーンも若い頃は正統派として頑張ってたのになぁ。
いまひとつブレイクしきれなくて、正統派イメージもあってあんな微妙な役どころ。
彼は果たしてコネリーのようにいい年齢を重ねることができるのでしょうか!?
何度も観るとどーでもいい脇役にも目が届くようになって、あらためてキャスティングの妙を感じることもできる。
FBI長官もいいなー。おじさん最高!な映画。
そんな中、主役扱いのニコラス・ケイジは異色な存在。
ステキなおじさま達の中、たった一人の若手。
人生の経験不足が浮き彫りにされつつも、その経験値ゼロゆえの行動力だったり、若さゆえの勇気だったりが周囲から浮いてる感じでうまい。
ニコちゃん、好きじゃないんやけど。顔が。
時々気になるしょーもない疑問。
アルカトラズに人質として収監された一般市民のみなさん、疲れきった表情をしてたけど、トイレはどうしてたんや?
男女ごちゃまぜで放り込まれてたと思うんやけど。
脱力しきってたからなー。とても我慢してたようには見えへん。
しょせん映画ってかぁ。
ザ・ロック
THE ROCK
1996年 米
監督:マイケル・ベイ
主演:ショーン・コネリー、ニコラス・ケイジ、エド・ハリス