ゴロゴロしあたー
CUBE ZERO
ちょうど一年前になるのかな、劇場公開。
ぜったいに劇場で観ようと決めてたのに仕事が多忙を極めてて、上映最終日なんかめちゃくちゃふてくされながら残業したっけ~。
今回レンタルしてみて、まぁ別に劇場で観なくても良かったかな・・・って感じ(^^;

CUBEオリジナルの素晴らしさを考えると、続編に期待する方が悪いってもんですが、それでもやっぱりどこか期待してしまうんですよね。
別に一作目の謎を明かして欲しいと思ってるわけじゃなく、初めて観た時の衝撃をもう一度味わいたいっていう気持ちが強くて。

キューブゼロが世に出たことによって、CUBE2の存在は完全になかったことにされてしまった感があります。
まぁ更に未来であるという設定と考えられなくもないけど、結果として処理しきれなかったムダ設定となってしまったような。
そもそも2のキューブの仕掛けのポイントに「パラレルワールド」が挙げられるので、その線で考えてもいいかな。

ここからZEROについてネタバレを含めつつ書いていますので、注意!


まず毎回モデルチェンジしてる感のあるキューブ部屋のデザイン。
ちょっと汚らしくて古臭そうな作りなのは1より前にあたる設定だからでしょうか。2の洗練された清潔感漂うキューブより気に入りました。まぁ全てにおいて1に勝っている点はないとは思うけど。
そして、部屋から部屋へ移動する時の緊張感、これはまぁまぁだったのではないかと思います。2ではこれが皆無だったのでめちゃくちゃガッカリしたんですよね。

各種トラップについては1に近いアプローチで凝った演出にしようとした努力を感じます。なかなかバリエーションには富んでいてそこそこ楽しめました。
特に四方八方から糸が飛んできてがんじがらめにされる姿は良かった。その後のグロ描写も丁寧でサービスカットもりもり(笑)
序盤のある意味お約束となっているハデなトラップシーンについては、頑張ったね~とは思ったけど、なんか微妙でした。「フーン」って思っただけでこれといって衝撃的でもなかったのが残念。たぶん、演技力のなさも影響してる(笑)

演技について。
相変わらず無名っぽい俳優さんばっかり使っててリアル感を狙ってるんでしょうけど、演技力がなさすぎるのも問題ですね。
主人公と思われるウイン青年がトホホレベルでなんか引き込まれることもなければ、応援したい気持ちにもならず。いつトラップに引っかかっても別にいいよ~んって感じ。
相棒のおじさんも中途半端だった。無気力な囚人のようなおっさんなのに、実は・・・?・・・あれ?やっぱりただのおっさん?ガッカリーみたいな。おじさんの名前が「DODD(ドッド)」で胸のネームプレートを見るたびに「0000(ゼロ4つ・座標か?)」に見えるなぁ・・・これは何かあるぜ!と思ってたのに。
ていうか、今回の登場人物ってどの人にも感情移入できなかったし、死のうが生きようがどうでもいいかな以上の何もなかったなぁ。人物描写については0より2の方が優れていたな。

そして今回最大の笑いどころは、悪玉3人組。
この人たちが出てきた途端やっぱりな・・・っていうガッカリ感でいっぱいだったけど、とんでもなくアホっぽい人たちだったので一気にB級スプラッタ街道に連れて行かれました!
1・2ともに笑えるところなんか全くなく、ひたすら不条理で真面目な作品だったのに、0は唐突にブラックコメディ。
悪玉リーダーのキレっぷりもおかしかったけど、手下の黒服たちが操るコンピュータ手さばきや装置自体がおかしくておかしくて(笑)狙いすぎやろあれは。

個人的に、「時計じかけのオレンジ」のルドビコ療法っぽいイメージや「博士の異常な愛情」のストレンジラブ博士を彷彿とさせるマッドサイエンティストなど、今回けっこうキューブリックを意識してるのかなと感じました。

CUBEの世界観は完全に1を拡大解釈したものと思われるけど、あらゆることに理由付けしてしまいすぎで本当にガッカリしました。
しかも誰もが「多分こうだろうな・・・でも違っていて欲しい」と予想するようなありきたりな設定でした。
映画にきちんとした回答を求める人はゼロを観てだいぶスッキリできるんでしょうが、私としては残念としか言いようがないです。これからは1を観る時、これまでの続編を全てなかったことにして真っ白な状態で観たいのに、どうしてもつながりとか考えてしまうんやろうな。観てしまった自分が悪いんですね(;ω;)

結局、全てが明かされたわけではなく、多少あれこれ想像する余地は残されているので、鑑賞後に色々考えをめぐらすんですが、ほんの10分ほど考えてまぁ別にどうでもいいやって気分になります。1ほどの不条理感がないんです。そういう点でも1は本当に傑作!
観てる最中に一箇所、終盤のウイン青年の夢のシーンでちょっと混乱したんですが、あれは彼女もまた逃げ切れなかったという解釈でOKなのかな?
彼女があのイラストを持ってるのを組織が知っている=捕獲したって表現?だとしたら一見夢のようなシーンだけど実はかなり絶望的なシーンってことですね。

ラストシーンで見事に1につながりますが、私としては彼は1の人と同一人物とは思いたくないです。名前が違うから明らかに別人、とも言えないと思うのでもしかしたら完全に同一人物として製作しているかもしれない。けど私の中では別人に認定。
ただ、0のウイン青年があの後どうなったかというのは1に通じるでしょう。多分同じ運命をたどって同じところにたどり着くんじゃないかなと思います。
そして2人とも「イエス」と答えるんじゃないかと。わからないですけど、そうあって欲しいなぁと思います。更にその後どうなるかについてはわからないし、解明してはいけない大切な部分ですよ。もし続編ができてこの出口部分の「イエス」が解明されてしまったら・・・どうしようもない駄作になってしまうような気がします。

CUBE ZERO
CUBE ZERO
2004年 カナダ
監督:アーニー・バーバラッシュ
出演:ザカリー・ベネット、デヴィッド・ヒューバンド、ステファニー・ムーア
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by bi_ka | 2006-11-18 20:52 | 映画(感想) 
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映画の感想を書いています。新旧ジャンルを問わず映画大好き。Z級からハリウッド超大作まで(・∀・)
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