一ヶ月ぶりに劇場に行ってきた。
楽しみにしてたXメンもそろそろ上映回数が減ってきてたから、気が気じゃなかったからこれで一安心~。
これでX-MEN3作は全て劇場で鑑賞したことになって満足満足。
1&2の監督がスーパーマンに行ってしまって、Xメンの立場は・・・?って感じでしたが、2時間弱の中でこじんまりまとまってて結構良かったです。
最終章と銘打ってるわりには壮大感はあんまりなかったし、これまでの伏線っていうか散らかしたエピソードが片付けられてないのは気になったけど。何よりもまた続きそうな感じがバリバリ漂ってるのが嬉しいような騙されたような。
単純にアクション映画として見ると本作が一番ど派手で、大画面・大音響で観る価値があるんじゃないかと思った。重低音もゴゴゴ・・・!って感じでよく響いてきたし。
でも総合点で2に負けてる感じ。
その他大勢のミュータントがちまちま出ては消えてっていうのは見ていて楽しかったけど、変わりに失ったものが大きすぎた。これまで頑張ってきたメインキャラ達の掘り下げが足りない。
せっかくキャラ説明しなくていいステージまで来てるんだから、更に上のステージに上げたキャラ作りをして欲しかった。
なんだかただただ棒立ちのままの人とか序盤でもういなくなってしまう人とかシナリオの都合で戦闘から外されてしまう人とか、多すぎ。
もう一つ疑問に感じたのは人が死にまくること。メインキャラたちももちろんだけどその他どうでもいいザコキャラが何とも残虐にアボンしてしまうのは、アクション大作としての爽快感のジャマなだけでしかなく、見終わった後のスッキリ感が激減。ダークフェニックスの恐ろしさを表現したかったのかもしれないけど、それ以前に彼女の作り込みができてないから。
あとフェニックスの顔が恐すぎて不快感が強かった(´・ω・`)
ミスティークちゃんも出番少ないし。代替キャラと思われるマグニートーの付き人たちでは完全に物足りないっす。パイロもしょーもないチンピラの域を出てなかったな。マグ&パイロの協力プレイは妙に良かったけど(笑)
アイスマン対パイロの画面は完全にゲーム画面を意識してましたね。ぎこちなくて笑える動きもわざとか?真剣なシーンなのにどうしても笑いを禁じえず。全身アイスマン化はもっと見たかった。
エンジェルの翼は綺麗で良かったなー。今回のミュータントではビーストが一番のアタリで、エンジェルももっと上手く処理してくれればそれに匹敵するほど良いキャラになったのにと思うと残念。多分自由の象徴として出したキャラだと思うけど、もっともっと見たかった。あんな翼欲しい・・・。自分にあれば一日中羽づくろいっていうかなでなでして過ごすのに(笑)純度100パーセントの高級羽毛。
終了間際でこれから観る人はもうあんまりいないと思うけど、もしいたらエンドロール後もしっかり座って待ちましょう。字幕:林完治のあとに一瞬だけおまけ映像がありますよ。これを見るか見ないかでは随分印象が変わるでしょうし、もし続きがあるならぜったいに関連してくるシーンに間違いなし。
あとオープニングの20世紀FOXの「X」だけがしばらく残る映像もお約束。
MOVIX亀有
X-MEN:ファイナルディシジョン
X-MEN: THE LAST STAND
2006年 アメリカ
監督:ブレット・ラトナー
出演:ヒュー・ジャックマン、ハル・ベリー、イアン・マッケラン、ファムケ・ヤンセン、パトリック・スチュワート