ゴロゴロしあたー
バルトの楽園(がくえん)
b0047061_227366.jpgセガール風のおやじが大暴れするバトルの楽園だと思い観に行ってしまいガッカリしました。
ウソです。寒っ・・・。
バルトとはヒゲのことらしく、主人公のマツケンこと松平健の立派なヒゲにちょっとしたエピソードがついていました。共演と呼ぶには微妙に出演時間が少ないような気がするブルーノ・ガンツのヒゲもカッコ良かったです。沖田艦長のようじゃった。

実はちょっと書くのがはばかられるのですが、どうも某宗教の息がかかっている映画らしいという噂を聞いていたので、妙な先入観というか色眼鏡で観てしまった自分がちょっと悲しい。単純に興味ある題材でどうしようか悩んでたら金券ショップの激安500円!が後押ししてくれたんですよね。
妙な思想に染まらないようにしなければ~とか思いながら観たんですが、はっきり言って宗教色もなければ愛国心(色んな意味でのね~)を煽るような作りでもないなと感じました。はっきりいって盛り上がりにはちょっと欠けるけど、普通に良い映画でした。そんなに深い描写とは思えないんだけど、時々クスっと笑えたり目頭が熱くなったり。

第一次大戦時、徳島の収容所でドイツ軍捕虜と日本の軍人や地元の人々の思いが交錯する群像劇なんですが、マツケンの存在感の凄さがちょっと行き過ぎかなーと思わなくもない(笑)
数人の主要人物たちの個別エピソードはどれも良いんですが、スポットの当て方がやや物足りなく、ここが盛り上がりに欠けると感じさせる部分なのかな。

捕虜とはいえ同じ人間として尊重するというマツケン収容所長の考えが映画そのものにもきちんと反映されていて、我々日本人だけが素晴らしい・優れているなどの一方的演出でなかったのがかなり良かった。映画の中の日本人がドイツ人捕虜の優れている部分をきちんと理解し尊敬しているシーンが幾度となくあり、戦争の敵国という状況を離れ、地元での彼らの結びつきが自然に受け入れられました。
この後、第二次大戦では利害がらみというかなりいやらしい考えのもと手を結ぶことになる、というのを考えたくはないですけどね。

そして日本で初めてベートーヴェン第九の歓びの歌が演奏されたという実話を元にしたクライマックス。これは予想してたよりはるかに感動しました。そもそも曲自体が良かったからというのが大半の理由だと思うけど(笑)
ドイツ人捕虜から徳島の地元民たちに贈られたこの曲を聴いて感動しないわけがない。機材などのおぼつかない野外演奏とは思えないフルオーケストラであったのが残念だなと思いつつ、逆に聴きほれてしまいました。本当に歓びににあふれている感じがして凄く心地良かった。

この時にドイツ人捕虜から贈られたのは素晴らしい演奏だけでなく、数々の知識や科学技術であったらしいことも描かれています。ドイツ人に対する親近感というか友好的な感覚が日本国民に現代まで脈々と流れているのも納得できます。まぁ理由はこれだけではないんでしょうけど。

ところで日本の映画を観るとどうしても役者さんの普段の人となりを知っているので、真剣な場面でもちょっと笑えてしまうことがあります。
今回は板東英二と泉谷しげる。この2人が真剣に熱弁をふるうシーンでどうしても「おやじ何熱くなってんの。しかもセリフかみかみ(笑)」とか思いながら見てしまった。出てるだけで笑えるオヤジ、おいしい(笑)

エンドロールは当然のごとく第九のオーケストラでしたが、ほとんどの人が最後まできちんと座っていました。そういえば貸切かもとか思ってたのにいざ入ってみたら場内おじさんおばさんばっかり結構混雑してて驚いた。
そして曲が終わっても私の頭の中では「アイムシ~ンギインザレインッ♪」と「雨に唄えば」が鳴り響いていました。恐るべし時計じかけのオレンジ。

MOVIX亀有

バルトの楽園(がくえん)
2006年 日本
監督:出目昌伸
出演:松平健、ブルーノ・ガンツ、阿部寛、高島礼子
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by bi_ka | 2006-06-30 23:02 | 映画(感想) 
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映画の感想を書いています。新旧ジャンルを問わず映画大好き。Z級からハリウッド超大作まで(・∀・)
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