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ゴロゴロしあたー
ブロークバック・マウンテン
珍しく仕事が早く終わりそうだったので何か映画でも観よう!時間や気になってた作品を考慮した結果ブロ山にしてみました。今一番観たいのは「DOOM」(ゲーマーなので・・・)だけど会社からの距離が微妙なのと時間の都合により諦めた。
結局最後まで飽きずに観ることはできたけど、疲れた体に長時間映画はやっぱりキツイっす。しかも内容重いし。ゆとりのある時に観たらもっと面白く感じたかもしれない。お気楽アクション映画にしとけば良かったかな。

なんちゅーか、いわゆる禁断の恋とでも言うんでしょうか。ホモ映画ってことはさすがに知ってたけど、あんな徹底したラブロマンスものだとは思ってなかった。正直あまりにも感傷的なシーンが多すぎてやや辟易しつつ・・・。ホモとかゲイ(違いがわからん)とかそういう世界は個人的に興味もなけりゃ特に差別意識も持ってないと思ってたんですが、さすがにここまでドップリと描かれてるとチョイ気持ち悪いなーなんて思ってしまいました。大の男2人が少女漫画のようにいちゃいちゃしたり女々しい態度を取ったりする姿は正直見てて面白くもなんともない。
しかもホモ映画の代表作である「モーリス」「アナザーカントリー」あたりと決定的に違う、いわゆる美少年じゃないところもなんか違和感。見るからに男臭そうなカウボーイ。時代背景とか舞台設定上わざとそうしてるんでしょうけど、なんだかな~って感じです。もしかするとホモ映画として新ジャンルを開拓してしまったんでしょうかね、本作は。

そんなにグチグチ言うくらいなら最初から観るな!!って感じですが、まさかこんなハーレクインロマンスだとは思ってなかったんスよ(^^;もうちょっとヒューマン系だと思ってた・・・。
映画としての完成度は高いなぁと感じたし、主な登場人物の感情の表現とか揺れ動きの様子がどれも素晴らしいとは思いました。でも、頭では理解できてもどこか受け入れがたい映画って感じが最後まで拭い去れず。あくまでも個人的な好みによるものです。

結局、たまたま男性同士であったというだけで、まぁ普通の男女の恋愛と何ら変わりはないとは思うんですが、そこで効いてくるのが60年代という時代背景なんですね。今だと奇異な目で見られることはあってもこの2人のような悲壮感はそうそうないでしょう。本当に愛し合っているのなら一緒になろうと思えばできる現代とは違う。60年代の同性愛がいかに厳しいものであったのか実際には全く知りませんが、人から後ろ指を指される人生というだけでなく殺されることもある、というか殺されて当然という風潮があったらしいことが映画で描かれています。

まぁ私からするとそういう時代では仕方がないというか、さすがにどれだけ愛する相手がいようといい加減諦めなよーと思ってしまうんですが、それを言っちゃ映画として成り立ちませんしね(笑)この2人も一度は諦めようと思ったのかそれぞれ結婚して妻子と暮らすわけですが、その後もいつまでも隠れて逢瀬を重ねてしまうところは単なる不倫に思えてしょうがない。不倫は立派な犯罪であることに一分の隙もなく(そうじゃない国もあると思うけど)、そこに男性女性同性愛といった問題は関係ないと思うわけですよ。時代背景うんぬんを考慮しても、自分達の世界が全てであって妻その他周囲の人たちを犠牲にしている2人にはどうしても感情移入も応援もする気にはなれませんでした。そして感情的で悲劇のヒロイン(ここではヒーローか)然とした演出が更に嫌悪感さえ催してしまいます。

結局それなりの報いを受ける2人には納得というか当然の結果という感想を持ちますが、やはり周囲の人をも不幸にしてしまった代償としてはどうなのかな?と。私の観た回はけっこうな客入り(8割くらいの入り)でしたが、終盤あちこちでグスグスと泣いてる様子が伝わってきて、感じ方は人それぞれだなぁと驚いてしまうほど。席を一つ空けた隣の男性も号泣してました(^^;なんだか書いていて自分が血も涙もない人間のように思えてしまいますが、確かにエンディングは泣くことはなくともとても静かで安らかな気持ちにはなれましたよ、一応(笑)タンスに貼ってあった写真と窓辺のカットはとても印象的でした。

全体的にいいショットが多く、景色の美しさも堪能できますし、個人的に羊の大群が萌え萌えでした。大画面一面に何百頭という羊がウゴウゴしてるシーンはもっとも感動。実際にそこにいると猛烈に臭そうですが(笑)
あと主演の2人の演技も自然で、そのまんまあんな人物なのではと錯覚してしまいそうです。実際ギレンホールはゲイ説が流れてるようですし。ヒース・レジャーは最初の登場シーンのカッコ良さで目を惹きつけられ、喋り方で更に驚いてしまいました。バツグンのスタイルの良さと裏腹な無粋な田舎もの口調。ギレンホール演じるジャックが一目ぼれ(ですよね、多分)したのもうなづける人間的な深い魅力。

電車内でジーパンの若者を見つつ、ぼんやりとヒース・レジャーの足の長さがいかに凄かったかに感心しつつ帰ったのでした。
ちなみにこの文章はゲイに対する悪意などは一切ないつもり、念の為。

日比谷シャンテ・シネにて

ブロークバック・マウンテン
BROKEBACK MOUNTAIN
2005年 アメリカ
監督:アン・リー
出演:ヒース・レジャー、ジェイク・ギレンホール、アン・ハサウェイ、ミシェル・ウィリアムズ
by bi_ka | 2006-04-07 22:12 | 映画(感想)  | Trackback(3) | Comments(0)
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