ゴロゴロしあたー
モディリアーニ~真実の愛~
b0047061_1222298.jpg日比谷シャンテ・シネで観て来ました。
この映画館、改装後初めて立ち寄ったんですが、全席指定制になったんですねー。なんか微妙・・・。

この映画思いっきりミニシアター扱いですが、主演がアンディ・ガルシア。こんな作品にも出るのねぇ・・・なんてちょっと意外に感じつつ拝見。

・・・いいじゃないですか、アンディ!!
すっかりご自身がゴッドファーザーのようなどっしりしたオジサンになってしまってたけど、おじ様ならではの味わいが出まくり。
私にとってのアンディ・ガルシアはどうも笑いの対象で、真剣に演じれば演じるほど滑稽に見えてくる俳優さんでした。
なんかスカしてるというかキザというか。なんとなくイタリア人男性のイメージっていうか。
実際のモディリアーニは30代半ばで亡くなってるので、ちょっとアンディでは老けすぎかな~と思ってたんですが、かなり違和感なし。貧乏設定なわりに中年太り体型がちょっとアレでしたが。

冒頭「この映画はフィクションが混ざってるからね!」みたいな注意書きがありました。親族からのクレーム対策かな・・・と思ったんですが、どうなんでしょう。
どれほどの作り話なのかはよく知りませんが、アンディがタバコを吸う演技を見るだけで元は取った!と思いました。なんか観かた間違ってるかも(^^ゞ
芸術家としてでなく1人の人間として考えるとどーしようもないクズ男であるモディリアーニをここまで魅力的に感じた理由の一つに、タバコを吸う動作が大きな役割を持ってるのではないかと思いました。
実に幸せそうにセクスィ~に吸うんですよ。個人的にタバコを吸う人は大っ嫌いですが、アンディのこの演技は惚れましたね(笑)

そしてモディリアーニのライバルとして登場するピカソ。これがまた味があるというか、芸術家の奇妙さみたいな雰囲気がよく出てました。
作中エピソードの一つに、絵画コンクールに妻のオルガが赤いドレスを着て参加しようとした時ピカソが自分の作品の色とかぶるからやめろ、と言います。
後にピカソの絵を見て驚きますね。赤がカブるってアンタ・・・はぁ?どこがぁ?みたいな(笑)
さすがにオルガにも理解しがたい天才芸術家。
こういう小ネタ的エピソードの積み重ねがかなり上手く随所に織り込まれてました。

もう一つ最高にシビれたのが超巨匠的存在であるルノワールとの会合。
他のシーンと比べて明らかにトーンが違いました。とても暖かみのある、まさに印象派的絵画の世界。その神々しいまでの風景とは裏腹にルノワール自身の言動や態度がまた良かった。
大成功をおさめた天才画家ながらそれまでの人生が決して楽なものではなかったと思わせる、全てを悟ったかのような描写。
スケッチ2枚で車を買った、とか花も挿してないただの花瓶の絵でロダンの彫刻を買った、とかのセリフもしびれました(笑)

他にもユトリロ、キスリング、コクトー、スーチンなどの芸術家が一同に会し、お互い切磋琢磨する様子が、ちょっとした青春映画のようでもありました。
クライマックスでもある絵画コンクールに向けてのそれぞれの作画の様子など、かなりの見ごたえ。

音楽もかなり良かったです。エンドロールで流れるオペラ風テーマソングなんて、感動が更に盛り上がる盛り上がる。
場内かなりすすり泣いてましたからね。私は危ないところでしたが何とか大丈夫でした。というか、ラスト近くにちょっと引いてしまった部分もあったし。そんな所でお酒を浴びるほど飲むなぁっ!!って・・・(^^;
ところでエンドロールに「スペシャルサンクス:ウィノナ・ライダー」とあったように思うんですが、あのウィノナ???

オマケ。私の好きな画家はムンクi('O')i

モディリアーニ真実の愛
MODIGLIANI
2004年 米、仏、独、伊
監督:ミック・デイビス
主演:アンディ・ガルシア、エルザ・ジルベルスタイン、オミッド・ジャリリ
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by bi_ka | 2005-07-30 02:01 | 映画(感想) 
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映画の感想を書いています。新旧ジャンルを問わず映画大好き。Z級からハリウッド超大作まで(・∀・)
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