「ハムナプトラ」シリーズのスピンオフもの。
ハムナプトラ2で悪玉だったザ・ロック様がキャラ設定そのままに主役をやった映画。
ハリウッド映画で悪玉が主役というのはやっぱり不自然なのかストーリー上そうなったのかは不明ですが、いかにして善玉が悪玉に転落していったかというのが前提にあるようです。
・・・これって・・・今年の夏公開されるアノエピソードに似てる(;´Д`)
ただ、本当に前提にあるという程度のもので、本編では全くといっていいほど触れてません、転落の様子。
エンディングの後こうなるんだろうなぁ~・・・と観客が想像するしかないというのは、ちょっと残念。そこを描かないと、この企画自体の意味がかなりなくなってしまうと思うけど。
ただまぁ一つの大味ぎみな娯楽アクション映画として観た場合、けっこう楽しめるし、ハムナプトラ的世界観が好きな向きにはじゅうぶん堪能できてしまうのではないかと。
そんなこんなでハムファン必見と言いたいところですが、ハムの最大の売りともいえるCGてんこ盛りな映画を期待するとガッカリします。
スコーピオンキングではほぼ皆無といっていいほど、大掛かりなCGは使われてません。
オーソドックスな肉弾戦アクション映画であり、言うなればコナン時代のシュワちゃん映画といった趣向。
そのおかげでザ・ロックの持ち味がかなり生かされてます。
大男マイケル・クラーク・ダンカンとの肉肉タイマン勝負なんか、最大の見所とも言えますし。
筋肉マンタイプは好きじゃないんですが、このシーンは重量感あって好きです。
ハガーVSアンドレといった感じ(謎)
ハム2でのザ・ロックは・・・あんまりにも悲しい出来映えでしたからね、色んな意味で(TДT)
ヒロイン役のケリー・ヒューが素晴らしく美しくて、何ともいえない色気が漂っていました。
つねに露出度の高い衣装をまとっての体当たり演技にプロ根性を見ました。
なんでも、ただ守られてるだけのお姫様役はイヤだったそうで、自らアクションシーンを取り入れて欲しいと願い出たそう。
幼い頃からカンフーだか何だかの格闘技を習ってるという話も。
それなりの見せ場はありましたが、もっともっと格好良いシーンを作ってあげれば良かったのになぁ・・・監督のセンスどうよ?
アマゾネスは文句なくカッコ良かったですが。
このシリーズ大好きでDVDは全部持ってるんですが(笑)、3作セットのBOXが出てたんですねぇ。知らなかった・・・ショック。
そしてザ・ロック様主演映画「
ワイルド・タウン」がもうすぐ劇場公開されます!・・・数箇所のみで( ̄Д ̄; )しかも2003年?けっこう過去の作品だそうで、どーいうことよ。
公式サイトの写真を見ると、でっかい角材を握り締めたザ・ロック様。超期待~。
たった2週間しか上映期間がないみたいなので、今から無駄に気合入ってますっ!
スコーピオン・キング
THE SCORPION KING
2002年 米
監督:チャック・ラッセル
主演:ザ・ロック、ケリー・ヒュー、マイケル・クラーク・ダンカン、スティーブン・ブランド