とーっても好きなジャンルなので、楽しみに楽しみにしておりました。
なんていうか、別にキアヌが主演じゃなくても良かったような気もする。もうちょっと小汚い系の俳優さんの方が良かったなー。
でも宣伝用ポスターの写真はとても格好良くて気に入ってます。
よく見るとストーリーのヒントになるものが散りばめられてて、色合いもセンスがいい。
この写真でキアヌが持ってる黄金銃(レールガン?)、ドラゴンの息がセットされてて萌え要素が詰まってます。
形もイケてる。作品の中でいっぱい小物が出てくるんですが、それらをチェックするのもこの映画の楽しみ方の一つでしょう。
逆に言うとキアヌが出てるせいで、ちょっと騙されてしまうお客さんもいるんじゃないかなぁと危惧。
アメコミ原作ということもあるしなにげにカルト映画。ゴールデンウィークに超大作っぽく宣伝していいものかどうか、ちょっと疑問に感じてしまいます。
聖書とかキリスト教の考えが根底にあるので、そういうものに馴染みのない人にとってはちょっと理解しがたいと感じるでしょうし、やっぱりそういう部分の説明が省かれてるようにも思います。
とは言っても「
パッション」あたりに代表される、特定宗教以外を突き放すような作りや深さもないので、天国と地獄といった概念だけでも楽しめてしまう軽ぅい映画でもあると感じました。
そのあたり私には物足りなくて、もっとカルト要素を盛り込んで欲しかったんですけどね。
ちなみにキリスト教の教えとか神・天使・悪魔・人間それぞれの立場というか感情を知らないと、全体的なテーマがぼやけてつかみづらいと思います。ラストのキアヌの独白とか。
ここをカバーするのに「ドグマ」という映画が役に立つと思うので、ぜひコンスタンティンを観る前にレンタルで観てみることをお薦めします。
きっと「なぜコンスタンティンだけがあんなに特別扱いなんだー」って疑問が解消されるでしょう(^^)
それと、エンドロールが終わるまで席を立たないようにしましょう。
けっこう大事なオマケ映像があります。
一緒に観に行った相方が、キアヌがタバコをうまそうに吸っていた、と。
この映画でそんな感想持てるなんて、ニコチン中毒以外の何物でもないですよね。
それともキアヌの演技賞ってことですか・・・。
タバコ撲滅キャンペーン映画として使えそうな気もしますが、聞くところによると作品中に登場するZIPPOライターが大人気だそうで、なんか妙な現象。
タバコジャンキーのみなさん、映画のような出来事は起きないんですから、吸いすぎには注意しましょう(笑)
ちゅうか、私の近くでは煙を漂わせないで下さい。
シネプレックス幕張にて
コンスタンティン
CONSTANTINE
2005年 米
監督:フランシス・ローレンス
主演:キアヌ・リーブス、レイチェル・ワイズ