今年もっとも涙した映画・・・。
公開前からものすごく楽しみにしていた、大好きなRAMONESのドキュメンタリー映画。
渋谷でしかやってないってのがかなり厳しかった。
休みの日にわざわざ
シネセゾン渋谷まで。
疲れた~。
来週の土曜もライブで行くっちゅうのに。
ネット上で言われてた通り、ファンにとってはけっこうキツイものがありました。
現在20代前半くらいまでのファンはおそらく生ラモーンズは体験してないでしょう。
そういう人とリアルタイムで過ごした私とでは、おそらくこの映画に対する感じ方が違ったと思う。
私にとっての・・・ビートルズ、ジョン・レノンみたいなものなのかなぁ?
過去の偉大なバンドっていうか、知った時にはすでにもうこの世の人ではありませんでした。みたいな。
ボーカルのジョーイが亡くなった時にはしばらく立ち直れなかった。
あまりにも悲しくて。ラモーンズの音楽を聴くこともできなかった。
その後ベースのディー・ディー、つい最近ギターのジョニーが次々と逝ってしまった。
一つの時代を作り、あらゆる人たちに影響を与えたバンドの歴史が終わったと思った。
このドキュメンタリー
END OF THE CENTURYが作られたのには、そういった意味も含め、音楽史的に見てもとても貴重ではないだろうか。
映画には多くのミュージシャンが登場する。
ラモーンズのデビュー当時を知る人たち、ずっと影で支え続けてきた人たち、果てはメンバーの近所に住むふつーの人たちにいたるまで。
みんな正直に彼らの意見を述べる。決して奇麗事だけではない。
そういった周囲の状況と、メンバー自身によるインタビュー、当時の回想。
結局最後まで本国アメリカでは受け入れられることがなかった。
ラモーンズが大ブレイクするには、アメリカはあまりに保守的すぎたのだ。
彼らの曲にアメリカおよびつまらない保守体制を皮肉ったものも多数ある。
非常に重苦しい映画で何度も観たくないと思うのだが、貴重なライブ映像なども多数見ることができる。
残念に感じたのは、ジョーイのインタビューが過去別口(ライフスタイル・オブ・ラモーンズ時のもの)で撮影されたものなので、どうしても「ジョーイ不在」という印象がぬぐえない。
これがよりいっそうこの映画を重く苦しいものにしているように感じる。
映画が終わった時の場内は、みんな無言、やりきれない空気で満たされていた。
DVDが出たらぜったい購入するけど、そのたびに暗い気持ちになってしまいそう。
エンド・オブ・ザ・センチュリー
END OF THE CENTURY
2004年 米
監督:ジム・フィールズ
出演:ラモーンズ、ジョー・ストラマー、キャプテン・センシブル他多数
・・・以下写真掲載・・・
場内には貴重品や色んなグッズが展示されていました。
ガラスケースにおさめられており触ることはできませんでしたが、どれもファンにとっては垂涎物。
ガラスケースの中味はこんな感じ。
ドラムスティックや日本では未発売のRAMONES RAWも見られます。
30周年ライブ記念グッズも・・・。
劇場用パンフレット。1,000円。
レコード仕様でかなり凝った作り。
ラモーンズはやっぱりLPって感じ。
「当日劇場にラモーンズTシャツを着てきた方にオリジナル缶バッジプレゼント!」
といううたい文句に誘われていそいそと着ていったシャツ(たたみ方汚くてスンマソ)
数ある中で思い出深いものをチョイス。
これは最後の来日ツアー時のシャツ。
この後しばらくして彼らは解散しました。
私にとって通算4度目の生ラモーンズでした。
大阪IMPホールで見たんですが、本当にツアー最終日だったのでこの後ラモーンズは大阪ハードロックカフェで打ち上げ。
ファンの皆さんもどうぞ!って物凄い大サービス、メンバーと直接会えるチャンスだったんですが、私は諸事情により号泣しながら会場を後にしました(TДT)
無理してでも行っておけばよかった。。。