ゴロゴロしあたー
1408号室
キング原作の映画は鑑賞側の期待値のハードルが低くていい。
キングファンの私ですら原作とかけ離れて別物になってしまった映画でも許せてしまいます。
数ヶ月前に公開されたミストは残念ながら見損なってしまったので、今回は無理をして行ってきました。

これは思いがけず出来がいい。キング原作なのに!
単館系の匂いのする、ちょっと斬新な演出もある佳作っぽいです。

とにかく主演のジョン・キューザックの一人芝居が強烈。
頑張りすぎてて、ドリフのコントでも見ているような感覚。
恐怖におののく演技がどれもこれも笑えて仕方ないです。良質なコメディ映画って感じですね。

ホラー映画としてどうなのかと言うと、こちらも丁寧に作られてました。
問題の部屋に入るまでの描写、入ってしばらくの間はかなりいい感じの怖さです。
何か得体の知れない不気味さ、落ち着かなさ。こういう感覚の正統派ホラーって最近にしては珍しい。
突然の大きな音で驚かすこともけっこうあったんですが、そういうものなしでも十分通用するだけに、もったいないです。

カーペンターズの音楽の不気味さも作品作りに貢献しています。
閉塞空間、中年男一人、カレン・カーペンターの声、赤ちゃんの泣き声など、とにかく視覚じゃない部分で楽しめる作りを目指したような印象を受けます。
視覚部分はキューザックの熱演一本で勝負みたいな。

ホテル支配人のサミュエル・L・ジャクソンは出番は凄く少なかったけど、存在感は主演並みだった。
ちょっと必要以上の怪しさが漂っていて、あからさまに深読みしたくなる人物に仕上がってたのが残念。
オープニングのクレジットでトニー・シャルーブの名前があっておっ!と思ったのに、1分くらいしか出てなかった(笑)

原作は短編なので、基本設定以外は映画オリジナルでした。
親子愛的なもの、奥さん、オチ、どれもあの短い小説から膨らませたんですね。
原作だと支配人は本当に単なる支配人という感じで、例の部屋ももう少しわかりやすい存在だったと記憶しています。
映画のほうがあの部屋の正体が逆にイメージしづらいというか、より抽象的な描かれ方だったのが興味深かったです。

TOHOシネマズ流山おおたかの森にて

1408号室
1408
2007年 アメリカ
監督:ミカエル・ハフストローム
出演:ジョン・キューザック、サミュエル・L・ジャクソン

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by bi_ka | 2008-12-20 17:16 | 映画(感想) 
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映画の感想を書いています。新旧ジャンルを問わず映画大好き。Z級からハリウッド超大作まで(・∀・)
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